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気まぐれエッセイ
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いっぱい幸せ感じた1ヶ月でした!の巻 時間の経つのは恐ろしいほど早いもので、もう12月も終わりに近づいている。 年齢を重ねれば重ねるほど時間の経つのが早いと聞くが、ここまで早く感じるのは、 地球自体がスピードアップしてガンガン回って、まわりの星や月も負けじと回っているのかと思ってしまう。 前回のエッセイから約1ヶ月半経ったが、この1ヶ月の間にイヤな事ももちろんあったけど 感動することがいくつもあった。マイナスの多いこの世の中で、小さい幸せでもこれに触れた瞬間は 心から温かい感覚に包まれて、心も身体もフッと満開の桜を待つような気持ちになる。 たくさん感じた幸せの中の印象的なのを今回のエッセイに書きたいと思う。 ●その1 つまらない内輪話だけど、11月中旬に私と母と、私のめいっ子(私の姉の子供)とで久々に ディズニーシーに行ってホテル・ミラコスタに宿泊した。このシーで私はえらく感動して、何度もウッと胸が詰まって、 目玉が涙でウルウルになる連続になってしまった。(といっても全然大したことじゃないけど) 小さい子供から若者はもちろん、男性、お年寄り、そして障害のある人たちを、徹底的に楽しませるディズニーランドの こだわりとプライド、そしてサービス精神。それに対して完璧に心を開いて楽しもうとするお客さんの幸せで楽しそうな笑顔。 ミッキーに抱きついてほっぺたを紅潮させる子供や若者達。ホストのような兄ちゃんもミッキーとの触れ合いに 嬉しくて興奮している。そしてミニーやブルートに突然手を握られて思わず目を輝かせて笑うお年寄り。 こんな瞬間を見ると感激してウッと胸が詰まってしまう。 シーの場内で、あっち向いてウッ、こっち向いてウッ、ウッウッウッ、となりまくった。 そして寒い寒い夜中の12時頃に、湖では次回のショーの練習を本番と同じにしていた。 これはホテルに宿泊しているお客さんだけが特別に窓から覗いて見ることが出来るが、あの真夜中に本番と全く同じに 練習する出演者達を見て、また胸が詰まってウッと来た。 そしてホテルの窓からそっと見ていたお客さん達が感動を押さえられなくなって、最後にはバルコニーから身を乗り出して 船の上で演技しているミッキーやミニー、出演者達に必死に手を振っている多くの姿を見て、ウッどころか涙がチョチョ切れて しまった。 人々を幸せにする努力をしっかり出来れば、それを見てくれる人々は心を開いて素直に感動してくれることを 第三者の立場から見て、ものすごく勉強させてもらった素晴らしいシーでの二日間でした。ジャンジャン。 ●その2 11月24日に前進座でプレステージの大舞台があった。自分の踊りの結果は本当に毎度ゲロゲロもので 今回はいっそう激しく落ち込んだ。そんな激沈している私に「良かったです!」って多くの方が言ってくださった。 舞台結果が悪く、ものすごく落ち込んでいる自分を立ち上がらせてもらえるのが激励してくださる言葉だ。 中にはお世辞で言ってくれる人もいるが、とにかく心からありがたく思う。 そんな言葉を言ってくださる方々へのお礼として、もっともっと深くて重みのあるフラメンコが踊れるように頑張らなくては、と強く思う。 私を支えてくれる人々に心から感謝。そんな人々を持つ事が出来る私は本当に幸せだなぁ、としみじみ感じた。 追伸:フィン・デ・フィエスタで私は衣装を着ないでセーターとズボンで踊ったけど、これはわざとでありま〜す! 衣装を忘れたわけでもなく、不機嫌だったわけでもなく、フィン・デ・フィエスタだからこそお遊びタイムなので、 衣装なんか着なくていいや、と思ってあのような格好で出ました。 私の格好を見て会場からどよめきが聞こえた時は、思わずマイクで「好きでこのカッコしてまぁす!」と言いたかった。 ●その3 悲しくも?才の誕生日を11月末に迎えてしまった。ますますババアになっていくので絶対に誰にも言わないぞ〜、 と極秘にしていたけど、優しい人々はすでにしっかりと知っていて、私の事をよ〜く考えて選んでくれたプレゼントと言葉で 胸がキュンとなるようなお祝いをしてくれた。誕生日ってだんだん厄介になってくるけど、そっとお祝いしてくれる人達がいる 温かい幸せを感じて、感謝の気持ちいっぱいに今年も1歳ババアになりました。 ●その4 12月頭に生徒の結婚式へご招待を受けた。この何年もの間、葬式ばかり出ていたので、結婚式で何を着ていいか 全くアイディアがなく、生徒達から情報をゲットしてものすごくアタフタして準備した。 そして当日。純白のウェディングドレスに包まれ、お父様にエスコートされた花嫁の姿を見た時に、またまたウウッと胸にこみ上げた。 女性がウェディングドレスをまとった時はなぜこれほどまでに清楚で美しくなるのだろう。 全身に100%我が身をあなたに捧げますヨ、という優しいオーラがただよっている。 あ〜〜美しい! ご主人の幸せのかたまりの笑顔も一緒に、寒い帰路も私の心をホンワリと暖めてくれて、その夜も次の日も幸せの余韻にひたり ました。 ●その5 12月の4日、5日の二日間、スペインから歌い手のアルカンヘルが来日し我々に素晴らしいカンテを聞かせてくれた。 なんという幸せな時と空間。あ〜これこれ、これですよ。フラメンコの醍醐味は。 好き嫌いは別として、なんという繊細さ。透き通るような声と、綿が肌にふわりと当たった時のようなやわらかいささやき。 そんな声からポンポンと出てくるコンパスのカプセルと繊細なうねり。 そしてそんな彼にピタリと張り付いて、時には二人羽織のように、そして時には端々で落ちそうな水滴を後ろからスッと すくい上げるような絶妙なタイミングで彼のカンテを支えるミゲルのギター。 私がスペインを引き上げてから既に4年近くになるけど、スペイン人アーティストの日本での本格的カンテコンサートを 耳にするのは初めてだった。なんつ〜〜こった。 日本ほどフラメンコ熱が高く、フラメンコ人口が多い国は他にないのに、なんでスペインのカンテを聞けるチャンスがないのだろう。 というか、フラメンコをやるからには絶対にスペインのカンテを聞かなきゃいけないのに。 アルカンヘルが「日本に来れてうれしい云々。。言葉が通じないのが残念だけど」と申し訳なさそうにしてたけど、 逆にこっちの方が申し訳ない気がした。 先々週くらいに柔道の世界大会をやっていたけど、世界の選手達が流暢な日本語でインタビューに答えるのを見て、 柔道は日本のものなのだから、習う外人たちは日本語も勉強するんだなぁ。。と改めて考えてしまった。 ま、これは余談だけど。。。 以前、新聞の小さな記事で「ハードルを上げることより、ハードルをちょっと下げれば、今まで気がつかなかった 幸せをいっぱい発見できる」というのを読んで、私はいたく感動した。 身の回りのほんの一瞬の小さな幸せでも、そして大きな幸せでも、その幸せをくれた人や物に対して感謝して、 そして幸せを感じる事が出来る素直な心を持ちたいと、切に思った実りの多い1ヶ月でした。 2007年12月16日 |