気まぐれエッセイ

戻る

発表会がいよいよ来月に迫ってきた。 日々、白熱する練習。私も、発表会の下準備で目がまわりそうだけど それにしても、生徒達の自習練の量の多さに、毎度感心する。 そんな彼女達を見ていて、心から頼もしく、うれしくなってしまう。
私のスタジオには、自習する為の小スタジオがあるが、そこもいつも 満杯である。朝から晩まで予約がいっぱい。 個人でソロコンパスかけながら、ひたすらリズムやサパテアードの練習に 打ち込んだり、グループになって集まって、大爆笑しながら パソの確認や、ブラソの研究などを楽しそうに練習したり。 大きいスタジオでは、クラスが終わってからも、もう終わり〜!って 言わない限り、みんなずっとずっと残って、いくらでも練習している。
この前、クラス終了後、試しに放っておいたら、2時間半も練習していた。 クラスであれだけ踊ってるのに疲れないらしい。たいしたもんだ!と感心。 私も、研究生の頃は、とにかく練習しなくてはいけないような気がして、 朝から晩まで練習をしていたっけ。 練習しない自分に対して罪悪感を感じてしまっていたからナァ。 でもやはり、練習する子としない子では、時間とともに、確実に 差が出てくる。
自習をしている人達の中でも、やり方によって、これまた成長度が違ってくる。 たとえばサパテアードの練習をする時、一つ一つの音が欠けないよう、 そして、プランタ、タコン、ゴルペの良い音を出すように、 細心の注意を配りながら、音楽性を求めて練習する人。 早いスピードで、音が欠けようと汚い音だろうと、構わないで とにかくひたすら繰り返し練習する人など、様々。 ブラソも、動きも同様。細かい部分をキッチリと練習する人は、 やはり時間が経ってくると、歴然と、大まかに練習している人とは 差が出てくる。結局、練習法に、その人の「性格」が出る。
なんにせよ、練習する子は技術的に確実に成長する。 芸術でも仕事でも、時間をかけて基本を積んで、足場を固めた人は、 先になって、そういった努力が、強い味方になってくれる。 ああ、あの時頑張った事が、こんな時に役立つんだ、って 思えるときが、必ず来る。 若い人達は、すぐに結果を求めたがるけど、いつも長い目で 見ながら、焦らずに勉強しなくちゃ。 みんながんばれ!

5月24日

私は掃除大好き人間である。 特に、自分のスタジオの掃除をしていたら たとえイライラしていても、段々と落ち着いてくる。
生徒には掃除させないで、クラスのない月曜日と金曜日を 私の「ゴールデン掃除デイ」にしている。
スタジオが、わりと広いので、大きいスタジオ、小さいスタジオ、 下の階と上の階、トイレと洗面場をあわせて軽く1時間以上は かかる。大きいスタジオの床は、毎日掃除する。 めんどくさいと思ったこともない。私の精神衛生上、非常にヨイ。 「生徒に掃除させないんですか?」って聞かれるけど、 「させないヨ〜」と一言。(掃除大好きな私とて、究極に、 どーしても忙しくて出来ない時だけは、生徒に頼む) 自分でやらないと気がすまない。
掃除機かけるのも、私のやり方で、キチッと隅から隅まで かけないと、納得がいかない。 そして何よりも、私の中には古風な面があって、きれいに スタジオを掃除することイコール=スタジオへの感謝なのでアル。 武道的精神?日々使用する道場に感謝の気持ちを込めて お掃除する武道の世界と同様、自分が使わせてもらっている マイスタジオへの、私からの感謝の気持ちなのでアル。
だから、毎回、このスタジオを守ってくださる神様とスタジオに 「ありがたや〜、ありがたや〜」(ババくさい?)と思いながら トイレを磨き、床に掃除機をかけ続ける。 きっと私の前世は、ローマの宮殿とかで、大理石の床や柱を ピカピカに磨きあげる掃除人だったと思う今日この頃です。

2005年5月26日