|
「やっと終わった!」
6月26日日曜日、私の生徒たちの発表会が終わった。
出演した生徒たちも、そして私も、準備が本当に大変だった。
でも、その苦労した甲斐あって、本番は素晴らしく、そして立派に踊って舞台を終えることができた。
アッパレ私の生徒たち!本当によく頑張ったと思う。
私は、生徒の発表会でも、ひとつの大きな作品のつもりで毎回構成、振り付けをする。
発表会とはいえ、生徒たちに「人前で踊る怖さと楽しさ」という自覚を持ってもらいたく、 さらに、お客さんにお金を払って見てもらう舞台であり、お金を払って見てもらうからには、
お客さんに楽しんでもらい、悪いものを見せて失礼な思いを絶対にさせない、 というのが私の趣旨なので、これらをクリアしての発表会となると、やはり、かなり凝ってしまうのである。
そして、今回の有志出演者合計62人という数の中、半分以上がこういった 大きな舞台に出た事のない未経験者であるので、その分、もっと大変だった。
具体的に、全体の準備は3ヶ月前から始めるのだが、1曲の構成をする時には、 まずその段階で、習った振り付けとパソは、確実に理解していることと、
一応、キチンと踊れているように生徒たちに要求をする。(上手く踊ることは要求しない) だから生徒たちは、発表会とは関係なしに、ずっと前から、クラスでの振り付けが始まった段階から
、しっかりと練習量を積んでいないと、構成の段階になって、アタフタすることになる。
こうして構成が決まった時から(だいたい舞台2ヶ月前)、個人の練習は一層の熱が入り、
重ねて各グループで集まっての練習が自主的に始まる。 始めの頃は、グループで集まっても今ひとつ、舞台に立つという感覚がピンと来ないせいか、
集まっての練習の成果が見えない。そんな時は、私はかなりのハッパをかける。
「AMI先生に、ものすごく怒られた〜!」とメチャメチャ落ち込む生徒が次々と出てくる。
それでも、私は容赦なくハッパをかけ続ける。決して怒っているのではなく注意をしているのだが、 ついつい熱が入ってしまって、注意も大声になると、“怒る”という表現に間違えられてしまう。
こちらとしても必死なのである!
素人、新人、上級者関係なく、大変な練習と舞台を通して、フラメンコというものを 理解して深めていってほしいからである。
(クサく聞こえるかもしれないけど、それが私の願い!)
そして舞台1ヶ月前から、舞台と同じサイズの、大きなスタジオでの全員62人が参加しての
練習が数多く始まる。ここで初めて生徒たちは、これから自分達が踏む重要な舞台、という 実感がわき、焦りと恐怖を体験していくことになる。
これに追い討ちをかけてガンガン振付けていく、全員が踊るオープニングとフィナーレに、 初級も上級の子達も頭が爆発状態になる。
特に、下のクラスの子達はカワイそうだけど、私は遠慮なく振付けていくのである。 (先生は鬼か悪魔って言われていると思う!)
さらに、衣装に慣れさせるために、毎回衣装を着て練習させるのだが、
日々、あれだけ練習していても、衣装を着ただけで勝手が違ってきて、 振り付けや、立ち居地がわからなくなる。だから衣装を着させる。
こういった練習過程を踏んでいくと、緊張感が自然とものすごく高まっていって、
各グループと自己の練習量がものすごく増え、追い詰められ、
精神的プレッシャーで落ち込んだり、痩せたり、仕事も重なって体調不良になったりと、
とても普通の生徒発表会の雰囲気ではなくなってくる。
「発表会ごときで、そこまでやらなくても」と批判されようが、私は構わない。
私はこれでいいと思う。
発表会というチャンスを通して、好きで一生懸命打ち込んでいるフラメンコを
必死に勉強して、自分を高める経験をぜひ生徒達にしてもらいたいから。
やる気のある子は、必ずついてくる。そういう“必死のやる気”も“すごいフラメンコ”と言えると思う。
こういう大変な練習の日々が続き、本番を迎え、その結果、 見事に本番を終えることができた。
舞台で踊っている彼女たちは、本当に素敵で美しかった。思わず感動してしまった。
発表会が終わってすぐにクラスが始まったのだが、舞台を終えた生徒たちの、
目と顔つき、そしてやる気が違うのが手に取るようにわかる。
舞台でつかんだ、自己反省と宿題を山のようにかかえて、 これからも彼女たちは、グングンと成長していくんだなぁと、
シミジミと感じ、いっそう頼もしく感じた。
がんばれ〜私の生徒たち!全力で、応援するからね!
2005年6月30日
|