2007年7月6日〜7月31日

7月31日(水曜日)映画
10代の頃は、なんと言っても映画を良く観た。 まずは洋画、色々微妙な感情が分かる(!)ようになってからは、日本映画ファンになった。 泥の河は、感動して一緒に見に行った友人と映画館を出てからも、涙、涙で口もきけない位でありました。 その後は軽いコメディタッチの映画が好きになり、話題にならないB級映画も堪能した。 そんなに好きだった映画も、とんと観なくなってどの位たつか。 映画館に足を運ぶだけのエネルギー、それが湧いてこない。 あれが若さと言うものか〜そんな気もするし、映画そのものが不作なのか、趣味が変わったと言うべきなのか。
7月30日(火曜日)墓参り
どういうわけか、まったく血の繋がりもない方のお墓参りをしている。 お寺とお線香の匂いが好きなので、楽しみに出かける。 自分の両親の墓参りは全くしていないので、罪滅ぼしみたいなもの。 夏の目もくらむような日差しの中、小菊など持って行くのは、何故か心が落ち着く。 鬼籍に入った方は、同じ世界で仲良くしているだろうから、特別に念じることもなく、ただ頭を下げる。 宗教の違いなど感知しない。 こういうのが日本人の典型か〜
7月29日(月曜日)選挙
選挙権を初めて手に入れた時は、投票に行った。 その後数年、投票拒否が続いたが、それから選挙権を行使しなかった事はない。 今、期日前投票が結構あるようだが、十数年前から当日が無理ならできる日に投票していた。 20代の友人は、案の定、選挙に興味はないようだ。 若い人の気持ちもわかる。 私だって、意中の人がいつもいるわけじゃない。 でも、まず投票しなきゃ、何だかんだと文句も言えません。 外国の若い人に比べ、日本人は日本国民だという意識が足りないのか。 やはり、教育か? 豊かすぎるのか? 
7月28日(日曜日)水の事故
暑い! どうしても水遊びが増える。 この所、水難事故のニュースが増えた。 子供は、ほんのちょっとした事で事故にあう。 生死を分けるのは、ほんのちょっとの事だと思う。 私も子供の頃、夏休みは川遊びを毎日していた。 一夏に一度くらいは、ヒヤッとするようなことが起きた。 予測もつかないし、何が災いするか分らない。 よくぞ、今まで無事に来たなぁと思う位だ。  けして、水をあなどってはならない。 幼い子供は親が注意してあげるしかない。 そして一緒に遊ぶ、お兄さんやお姉さんの役目も大切だ。 でも近頃の子供は自然に親しむ事が少ないから、想像力も不足がちかもしれない。 常日頃から、もっと自然に親しむと怖さも分かって慎重になるはずだけど、 この環境では、それも難しい。 どうしたらいいのかなぁ。
7月27日(土曜日)香水
汗をかくシーズンになると、匂いが気になる。 香水をつける習慣がないので、よけいだ。 体臭が強いと、きっとオーデコロンは手放せないのだろう。  私は、淡白な食べ物が大好きなので(肉類もあまり好まない)体臭は特に気になるほどではない。 自分はつけないけれど、ほんの軽く爽やかな香りがするのはいいなぁと思う。 鼻をつくほど強烈な甘い香水を、原液浴びてきたんじゃないの、と思うほどプンプンさせている人は、さすが最近少なくなったように思う。 こんな所にも、お洒落になった日本人を感じる。
7月26日(金曜日)夏野菜も
梅雨らしい空模様が続くので、なんとなく6月のような気分になっていました。 ところが、気が付いたらもう7月末。 温暖化で覚悟していた夏なので、拍子抜けです。 涼しいのは結構なのですが、 夏野菜が値上がりしているようで困ります。 つい買い控えてしまいます。 あちらが立てば、こちらが立たずで、まぁ、野菜位なら良いのですが、 経済や社会がこう複雑な仕組みになっていると、単純に色んな事をばっさり切ってすてる勢いも鈍り〜〜野菜高騰から、飛躍しますが・・ これからは地球単位で考えなきゃいけないのでしょうね。
7月25日(木曜日)冷房病
ちょっと油断して、薄着をすると必ず体がだるくなる。 朝方、急に涼しくなる日があると、体が冷えるらしい。 冷房はまったくつけない我が家でも、そうなのだから、冷蔵庫の中にいるような冷え込んだオフィスで働く人は、冷房病になるのは当たり前。 電車も、窓を開ければ、かえって涼しい風が入って暑さも凌げそうなのに、すぐ冷房に頼る。 おかしいなぁと思う。 自然の風の方が、よほど気持ちがいいのに。 コンビニでも異常な位冷えている店があると、つい従業員の方は大丈夫かしら?と体調に気が回ってしまう私です。
7月24日(水曜日)雷
にわか雨や雷が多い。 季節とは言え、頻繁にある。 これも温暖化の影響に違いない。 私は雷は嫌い。 順番はどうか分らないが、地震・雷・火事は怖い。 オヤジは、全然問題外です(笑)。 火事も雷も子供の頃、すごく怖い目にあったことがある。 多分、気圧配置というのか、なんなのかそれが、ドンぴしゃりだったのかもしれない。 雷は真上には落ちなかったが、軒下や近所に落ちまくった。 焦げ臭い匂いがし、家一軒が釣鐘になってしまったようで、鐘の中に閉じ込められてドロドロッと鐘を撞かれているかのような、地獄から響いてくるような凄まじい音が数時間しました。 ガッシャーン、ドドドッという、ともかく天からも地からも響いてくる雷の音は凄いです。 地響きに震え上がってしまいます。 今でも昨日聞いたかのように、はっきり思い出せる位です。 一家中で、家の真ん中に集まって時の過ぎるのを待ちました。 あんな怖い凄い雷にその後、出会った事はありません。
7月23日(火曜日)シルバーシート
空いている時、しかも疲れている時、とても誘惑にかられるけれど、我慢する。 もし、該当者が乗車してきたら、気まずいし、譲るのが恥ずかしいし?というわけで立っている事が多い。 譲られるようになったら、どんな気分になるのだろうか。 まだ未体験だが。 ところで、今日、私の前の座席が空いたら、私の左隣に立っていたお兄さんはそのまた左隣の60半ばのご婦人にどうぞ!と譲っていた。 ところが、彼女の前の席も空いたのだ。 そしたらかのご婦人は、自分の前の席ではなく私の前の席に座り、譲られた席をそのお兄さんにまた譲って彼と並んで座った。(分る?)お兄さんは、黙って座ったのです。 私にどうぞとは言わなかった。 というわけで、まだまだ私は体力がありそうに見えるらしい。
7月22日(月曜日)洪水
子供の頃、大きな川の近くに住んでいた。 川上だったので、洪水の被害にこそ遭わなかったが、台風や大雨の後など橋げたを洗うほどの増水で、怖い思いはよくした。 大きな川が暴れると想像以上にすごい。 濁流に匂いがあるというのも知ったし、流れの圧倒的な重量感というか、川が氾濫したら、家屋や人間なんてひとたまりもない事ぐらい子供でもわかる、その迫力。 映像や知識で知るのと実際の経験には、天と地ほども差がある。 戦争や地震の映像が流れるが、経験した方とは、怖れというものが随分、違うだろうなぁと思う。 未経験者が増える今後、色んな意味で益々空恐ろしい。
7月21日(日曜日)不精ゆえに
時々、「まだ、そこに住んでいるんだぁ!」などと電話口で思わず驚く方がいる。 10年ぶりくらいに、葉書が舞い込んだり、電話がきたりすると、そんなやり取りになる。 というわけで、私は飽きっぽくないらしい。 というと真面目なようだけれど、不精なだけかもしれない。 本当は、ぱっと変わりたいけれど、色々面倒なことが付随するので、諦めるというのが実態かもしれない。 ただ、急に軽い話になるけれど、髪型だけは20代からず〜とロングヘアだ。 長いと手入れが面倒なので不精な人はカットしたくなる。 私は自分でカットも、カールもセットもやってしまうので、安上がりかも。 そんな所が長続きの理由かもしれない。
7月20日(土曜日)水族館
子供のころは、水族館によく遊びにいった。 近頃、都会の水族館は大変なことになってるらしい。 床は絨毯で天井は長〜い水槽になっていて、大きな魚が回遊しているらしい。 流れゆれる銀河系のような美しいガラスの檻。 残念ながら私はまだ行ったことが無い。  水族館というと、薄暗く、泥臭くて、壁の亀裂から水がたらたら流れている、そこはぬるぬるした濃緑色の苔がこびりつき、特殊な蛍光灯がともり、わけもなくぞ〜とし、一人ではいられなくなって親の背後に駆け込む。 それがまた良かったのだ。 今の水族館はつまらない。 夢の様に綺麗かもしれないけど、現実感が無さ過ぎて・・・。 水族館だけじゃないこの現象、こわ〜〜い。 
7月19日(金曜日)浴衣で
先日、浴衣でシャンソン聴こう、唄おうという会があって、私も浴衣を着ました。 というか、着せていただきました。 実際は、絽の夏着物だったんです。 ほんのり朱に色づいたもみじの模様! 20代に着て依頼の〜ですからもう、大昔ですね。 あの頃は、友人の結婚式に着ていく一張羅の晴れ着というと、着物が無難だったんですねぇ。 しかし、意外や着物は似合うと言われて私もまんざらではなかったのですが、なにしろ着るのが一騒動。 お陰でプロの方に着せていただき、好評でした。 来てくだされば、着物姿をお見せできたのに。 あ〜〜残念。 火牡丹ナントカみたいな気分で死神フランコも歌いました。 大和撫子ここにあり!
7月18日(木曜日)でんでん虫
カタツムリです。 このところ、雨が降り続いたせいか大きなカタツムリが歩いてました。 我が家に入る小さな路地はちょっとした石畳になっているのですが、その四角い石の上を ゆっくり歩いていました。 早朝、ごみ捨てに行く私のでかい足の下で あわや!という運命だったのですが、間一髪、助かったのです。 私、意外と反射神経がいいもので、カタツムリの頭上数センチで、気が付き落下位置を調整致しました。ホッです。 この石畳は、大げさに言えば「けものみち」になっているのです。 色んな生き物が往来しており、注意が肝要。 目撃しただけでも、野良猫、カラス、ネズミ、体長10センチ位のカエル、ミミズ、毛虫、アゲハ蝶などがいた。 そしてもちろん私も深夜には時々忍び足になって通ります。
7月17日(水曜日)唄うこと
いつも唄は、音楽の仲間ではあるが、別物と思っている。 上手い、下手などという批評めいたものをぶっとばしてしまう力がある。 大声で唄う必要もなく、ボソボソ唄おうが力がある。 生き方が唄になっている場合、そういう不思議な説得力がある。 唄の姿は、本来そういうものだと思う。 けれど、様々な価値観のお客様をまったく置いてきぼりにするわけにもいかない。 そうして楽しんでもらい、かつ唄う人間のパーソナリティがじんわり伝わり、何度も聴きたくなるような唄。 そんな唄を唄えるようになりたいなぁ。 
7月16日(火曜日)犬も人も
雨の日でしたが、電信柱に毛足の短い白い痩せた犬が繋がれ、悲しそうにクンクン泣いていたのです。 バーの窓から見えたので、可愛そうに思った私は、出て行って雨よけに傘を差しかけてあげたのですが、なんと鼻に皺を寄せて唸るではありませんか! すると、鼻の頭を真っ赤にしたサンタクロースみたいなお爺さんがヨロヨロ居酒屋から出てきて犬に近づいたのです。

犬は尻尾を千切れんばかりに振り、喜ぶこと喜ぶこと。
まったく、ろくでなしの(言い過ぎか)酔っ払いのしかも土砂降りの雨の中へ置き去りにするような飼い主なのよ! 何を幸せと思うのか・・なんて他人が決めることじゃないのねぇと ため息がでました。 犬だってこれですもの。

7月15日(月曜日)版画展で
エッチング作家の知人がいる。 彼の作品は情念があって品と色気があり大好きなのだけれど、それと同じ位、人柄がまた格別に素敵なのだ。 素敵といっても、別に外見じゃなく(勿論いい男だけれどね)大阪弁でしゃべる彼の日常、そこからあふれる人間臭さ、優しさ、人懐っこさ、暖かさが、別れた後も、じんと心に残る。 この不思議な感覚。

人柄とはまるで違うかのような、粋でちょっと悪魔的な匂いのする作品と共に、とっても大事に思えてくるのだ。 人ってこういうものなんだよと思わせられる。 一年に一度会うかどうかなんだけれど。 この彼との最初の出会いはまた、面白かったんだけど、またその話はこの次に。

7月13日(土曜日)ひまわり
映画のテーマ曲を唄っている。 ドラマの挿入歌は親しまれることが多い。 映像のおまけ付きで唄を楽しめるからかと思う。 メロディに付随して色んなシーンが思い出される。 見てない人にとっては、どうって事ないだろうけれど。 唄は、聴いた時の場面が蘇るから「思い出のメロディ」という番組も成り立つわけで。 時代の匂い、風俗、その時の自分を思い出すからリアルタイムで聴いた時より、もっとジーンとくるんだろうなぁ。 若い頃、嫌いだった唄でも懐かしかったり・・・好き、嫌いなど、どうでもよくなってしまうのだ。 唄は、音楽といってもちょっと別、やはり生き物なのかなぁと思う。
7月12日(金曜日)パリ祭
7月14日はパリ祭です。 フランスの革命記念日を、日本ではパリ祭と言って、シャンソン歌手が集う習慣がありますね。 私は今まで、自分にはまったく関係ないと思ってたのですが、1993年7月14日に私の敬愛するレオ・フェレが亡くなってからは、命日という日になりました。 まったく、よくも革命記念日に亡くなったものだと・・本当かなぁと思ったりもしますが。 その日辺りに亡くなったのは確かだと思います。 フェレの「サンキュウ・悪魔」でも唄って一人で盛り上がるのも悪くはないか。 心にいる悪魔を唄った曲ですよ〜〜みんな歌う資格はあります(笑)
7月11日(木曜日)不精な日常
掃除はあまり得意ではありません。 お部屋をいつもピカピカ、すっきりしている人を訪ねると、感嘆しきりです。 整理整頓は下手じゃないと思うのですが・・つまり、不精なんだと思います。 雑然としていないと落ち着かない人もいるようですが、私はけしてその手合いではないです。 ホテル、旅館に宿泊すると、幸福な気分になります。 ベッドメーキングから何から何まで、プロがすべてお手入れした部屋にくつろげるのですから、最高! 誰かお掃除にきて欲しい ^^
7月10日(水曜日)信じやすい
私は、見かけによらず、人を信じやすい。 良く、今まで騙されないでやってこれたと思う程。 些細な言葉を信じきって、後でがっかりなんて事は今でもしばしばある。 最初から人柄が眉唾だ〜〜と感じた人については、話半分で聞いているから、どうってことはない。 困るのは、良い人だと認識した場合だ。 まったく疑わないから、「え〜〜左!それはないでしょ、左じゃなくさっき右っていってたのに!」とすごく戸惑ってしまう。 時に、変わり身がすごく早い人、変わりすぎる人に関わると、ひどく疲れる。 でも考えてみれば、生きているってことは、変化するってこと。 まだまだ悟り??がたりない。 見かけと同じ位、大人にならなきゃと思うこの頃(笑)。
7月9日(火曜日)北海道のお土産
知人に長〜〜い蟹の脚をたくさん頂いた。 北海道に4泊5日の旅行をし、その旅先から送られてきた。 彼女曰く「憧れの網走刑務所も見て、満足」だそう。 顰蹙を買いそうなセリフだけれど、この人は差別意識など微塵もない、やくざ映画が好きなさっぱりした性格。 言っている意味も私には良くわかる。 ところで、その蟹だけれど、予想以上に美味しかった。 蟹は食べるのが面倒なので、敬遠しがちだけれど、 あっという間にお皿は蟹脚の殻で満杯。 半年振りくらいの蟹の味。 ご馳走様でした!
7月8日(月曜日)七夕
考えてみれば、昨日は七夕だった。 もう、そんな事さえすっかり忘れている。 商いに便乗した七夕や町おこしの行事は廃れてないらしいけれど、星に願いをかける・・・そんな情緒あふれる七夕は何処かへ消え去った。 織姫と彦星が一年に一度会えるのよ、とその切ないような物語に淡い恋を重ね合わせたのはもうもう、はるか記憶の彼方〜〜。 でも、あの頃の人の方が 恋する心はロマンチックな夢に満たされて幸せだったと思う。 今の人は、今の恋に十分満足なのだろうけれどね。 恋にも品格があったよねぇ、昔は。
7月7日(日曜日)駅の改装
最寄駅の高架工事で、この所、ず〜と道のりが変化しまくり、ある日、急に3階にまで階段をあがらないと上りホームにたどりつけず、予定の電車に乗り遅れたり・・ぐるぐる迷路を回ることになったりと大変だった。 やっと下りだけ高架になり、シンプルな道のりがありがたい。 でも、みんな黙々と階段、エスカレーターを上下し、電車に乗っていずこかへ運ばれていく。 不平不満を口にすることもなく。 心じゃ言っているかも、「あ〜ぁ、寄る年波には答えるぜぇ」 なんてね! でも、自分の脚で歩けるうちが花よ。
7月6日(土曜日)ご無沙汰でした
この所、色々ありまして・・・と言っても何処からどう眺め回しても、変化は認められないと思います。 加齢変化は多少。(これだけは避けられない、加速したかも) 私は結構、何かとダメージを受ける方なので。 そうは見えないよぉ〜と大向こうから声が飛んでます。 でも、あるサイクルを経ると立ち直ります。 今回は久しぶりに ちょっとこたえました。 でも、やっと落書き帳を開こうかなぁと思うくらいにはなったので、 夏に向かってしっかり体力を回復し、この暑さを乗り切らなきゃね。 でも夏は苦手!! 秋が待ち遠しい〜〜


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