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松本青樹のプロフィール

フラメンコの写真

 学生の頃まじめに絵は書いていましたが、カメラはいたずら程度に使っただけでした。
フラメンコを見るようになって知り合った人から進められ、フラメンコの踊りを撮るようになりました。これがカメラを本格的に使う始まりでした。20年以上も昔の事です。 この時期のカメラは全てマニュアルでフォーカス、絞りを合わせフィルムの巻き上げも手動でやって動いている被写体を撮るのは大変でした。今はシャッターだけ押せば全てOK。楽になったものです。 その分、動きを追うことに専念できるようになりました。

 撮り始めた頃はフラメンコが今ほど盛んではなく、撮影する機会が非常に少なくて年間に数えるほどでした。 10年ぐらい前からでしょうか、フラメンコがブームになり踊り手も増え、公演の回数も非常に多くなりました。今は好きな踊りだけ選んで撮れると言った贅沢な立場になりました。有り難い事ですが、その分良い写真を撮る責任があるのでしょうが。

  2000年ごろまではモノクロにこだわって撮影していました。フィルム現像、プリントまで全て自分でやっていました。
この頃からコンピュータのプリンターの性能が著しく良くなり、これを機にカラーフィルムを使用してプリントはプリンターで打ち出す事にしました。撮影した写真を簡単に加工できることに魅力を感じたからです。
フィルムカメラで撮影してパソコンで処理する作業にはフィルムスキャナーで読み込む作業が必要です。これはなかなか時間が掛かり面倒な作業です。2年ぐらい前からデジカメを使おうかと検討していましたが舞台写真にはまだ無理ではないかと二の足を踏んでいました。でも今年から使い始めてみると十分使えることが分かりました。取り込み作業が簡単になり、変更して良かったと思っています。

こんな事を思って撮っています

 写真を撮るということよりは映像作品を作る事に興味があります。まだまだ未完成ですが、個々に展示した写真も撮影したままでなく、何らかの形で加工をしています。 現在は主に色の調整と輝度の調整だけ行っています。
いかにもデジタルと言った映像は興味が無いのであくまで撮った映像をより面白く見せるために行うものです。
 踊りの写真は、撮る側がいくら頑張っても踊り、照明、撮る位置など、諸々が揃わないと満足した作品が出来ません。かなり相手任せの世界ですが、できるだけ良い条件で撮れるように努力しています。
 フラメンコの踊りと言っても踊り手によって随分違いがあります。単に上手かどうかだけでなく、感性の違いが有ります。 なるべく感性が合う人を選んで撮らせていただいてます。

フラメンコ以外の写真の事

 今年から花や風景の写真を撮っています。昔は縁の無い分野だと思っていましたが、 最近チラシやCDパッケージのデザインなどをしなくてはならない事がたびたびあり、その際、使いようによっては花が面白い事に気がつきました。取材のためにと思い花を撮り始めました。撮った写真を色々加工して見ると、それだけでも結構面白い作品が出来そうなので、少し凝っています。風景も同じ意味で面白いと思い撮っています。
 加工はもっぱらPhotoshopを使っていますが、今回ホームページを作るに当たりモノクロ写真をどの様に見せるかで随分試行錯誤をしました。この時得た技術が花や風景写真の加工に大いに役立っています。