ホーム
プロフィール
公演情報
公演履歴・写真
レパートリー
CD情報
落書き帖
リンク

 







原詩)アルチュール・ランボー 唄うたびに血が騒ぐ 愛着のある曲が多い。
ランボーの詩は 破壊的エネルギーに満ちている。 ほとんど十代で書いた詩なので 若さゆえの残酷さがあって 歌うのにためらう様な表現も多いが 身に覚えのある感情で面白い。 
特に七歳の詩人は 私の大好きな唄。 音楽もひたひたと高揚しながら 結末を予兆させる展開がとてもいい。 
唄に入ると 私も自然に気持ちが高まっていく。
原詩)シャルル・ボードレール

違和感なく すんなり入っていけるボードレールの詩。 
私の雰囲気に合うと人は言います。 閉ざされた闇の世界 妖しいビロードの手触り 一服持った毒の味 を出すにはリアルな声ではそぐわないし 芝居がかった声もどうかと思う。 表現力が必要な
難しい唄が多く 歌手なかせです。 
吸血鬼の変身 あなたが妬んだ程真心で (鈴木信太郎訳)と憂鬱(佐藤朔訳)は訳詩から私が曲に合わせて編集したもの。

原詩)ポール・ヴェルレーヌ

複雑で繊細で それでいてしたたかで あまりにも人間臭いヴェルレーヌの 陰影に富んだ詩。 音楽にふさわしい日本語をみつけだすのはむずかしい。 
私の声も太く低く味わいが違う
が またそれが自分らしいはずと 唄ってみました。 魂よ、覚えているかいは 私が作詞しています。

原詩)レオ・フェレ 思いつくまま脈絡もなく 言葉をつなぐいで詩を書いたという噂もある レオ・フェレですが それを本人以外が訳すのは至難の技。 
そうでなくても 隠語 造語 スラングがあふれている レオ・フェレの原詩。 
詩のエッセンスと 私に訴えかけてくる言葉だけを残し 私の気持ちを優先しました。狂った心 死神フランコ カルチェラタン 死者は生きている 誰も知らない 狼の死 娘の様に パシフィック・ブルーは作詞ですし 他も原詩に忠実ではありません。 
また私が唄うために書いているので むしろ積極的にそうしています。 
これもまた「私のレオ・フェレ」です。
原詩)ルイ・アラゴン 少し私の持ち味とは違う 透明感のある詩 美しい曲が多い。 
新しい面を開拓してみようと 4曲だけ唄っています。
原詩)ジャン・ロジェ・コーシモン
現代詩人ですが 80年半ばに亡くなりました。 
キャスケットをかぶった レオ・フェレと一緒の写真を 御覧になった方もいるでしょう。 娘は歌手です。 
フランスの舞台で私も共演しましたが 父親を大変尊敬している姿が印象的でした。
原詩)その他の詩人  








一般のシャンソンから

綺麗なだけの唄には興味がないです。 
大勢の人に愛されている唄でも 自分の個性に合わなければ唄わない。
まずなんといっても 素直に気持ちが入っていけそうな唄が好きです。
ポピュラーな曲 誰にも知られていない曲など 本当に様々です。
歌詞も 私の作詞あり 訳詩ありです。 
カンテ・フラメンコやブルース また民族的なメロディが感じられる ポルトガルや
ギリシャ ポーランド ロシアの唄 シャンソンや映画音楽など 百曲くらい。 
そして少しオリジナルもあります。 
どうやら私は民謡のように  暮らしの中から 自然に生まれた唄が好きらしいです。

フラメンコから
ギリシャの歌から
ファドから
ブルースから
ポーランドの歌から
ロシアの唄から
映画音楽、その他から
日本の唄から
オリジナルから(作曲:Zaniboni